ASAMCommanderは、ASAM ODSベースのテストデータ管理システム（TDM）用のモジュール型Webアプリケーションです。すぐに使用できるように、エンドユーザー、IT管理者、アナリスト向けに基本的な機能を提供しています。どのようなデータモデルでも動作するため、どのようなドメインやユースケースにもインストールできます。ASAMCommanderは、概念実証（Proofs-Of-Concept）やカスタマイズされたエンタープライズ・ソリューションの出発点として最適です。
基本的なASAMCommanderは、測定データの探索に関心のあるエンジニアやエンドユーザー向けのアプリケーションです。ユーザーの好みに合わせてデータを閲覧・表示するための拡張データナビゲータを備えています。複数の検索タイプにより、データへの素早いエントリーポイントが可能です。統合されたHQLクエリーコンソールは、アナリストに迅速な調査オプションを提供します。ブックマーク、エクスポート、サードパーティツールの統合などの便利な機能により、エクスペリエンスが向上します。
ASAMCommander: System Administrationは、システムを監視し、システムの統計情報を把握し、システムの健全性ステータスを通知し続けるための機能を提供します。ロギングモジュールは、サードパーティツールの統合を含むシステムのさまざまな部分のトラブルシューティングを支援します。
当社のManatee Platform上で開発されたASAMCommanderは、柔軟にカスタマイズして範囲を拡張できるアプリケーションです。新しいモジュール、機能、ワークフローは簡単に追加、統合できます。
大規模な企業のテストデータ管理システムを担当するIT管理者を支援するために、当社はWebアプリケーションに監視モジュールを追加しました。AReS Libertas ODSプラットフォームやAReS ODS Serverに関する全ての重要な情報を一箇所にまとめています。1つまたは複数のインスタンスを管理、監視し、健康状態を監視することができます。
Monitoringには、プロジェクト環境内の各ODSサーバーに対して１つのページ機能が付属しています。新しいPlankton NXMonitoringサービスでは、要求された情報を提供できるサービスであれば、このアプリケーションに任意の顧客サービスを追加することができます。
ASAMCommanderの監視モジュール
サーバー管理では、プロジェクトに登録されているすべてのODSサーバーの概要を簡単に確認できます。各サーバーについて、ヘルスステータスが表示され、単一のインスタンスを起動、停止、または再起動する機能が利用可能です。サーバー管理はIT管理者に適しており、システムの健康状態についてより詳しく知ることができます。
セッション管理は、IT管理者がシステム内のセッションを監視できる便利なツールです。これは、経時的なセッション数の推移や、システム利用率のピーク時、あるいは1つのサーバーに多くのセッションが使用されている場合のバランシングの問題などが考えられます。また、例えば、エンジニアが開発したアルゴリズムがシステム内で立ち往生していたり、セッションが適切に閉じられていなかったりした場合には、単一のセッションを終了させることができます。
当社のサーバー／プラットフォームは通常、大容量データの保存用にドライブをマウントした「ミックスモード」で稼働しています。記録されるデータは増加し、利用可能なストレージは減少する傾向にあります。この機能はマウントされたドライブを監視し、閾値を超えた場合に警告を送信します。
計算モニターは、システムの予期せぬ動作を特定するのに便利な機能です。サーバーの計算量が過剰になったときに、その兆候を示します。これは、セッションが多すぎるか、分析に問題がある可能性があります。また、システムが使用する計算能力と使用可能な計算能力を示すこともできます。
メモリモニターは、時間の経過に伴うシステムの予期せぬ動作を特定するのに非常に有用なツールです。時間の経過とともにメモリが増加し、その挙動がユーザー・アクティビティと一致しない場合、何かが間違っています。この機能は、例えば間違ったセッション処理によって発生するメモリリークを特定することを目標としています。
制限されたIT環境でLinuxマシンのログファイルを探すのは複雑な作業です。情報が解析できればより便利です。情報の抽出と転送がより簡単になります。すべての情報が1つのページに集約され、分析がより簡単になります。
ASAMCommander Loggerモジュールにより、当社のシステムコンポーネントをPlankton NxLoggerサービスと統合しました。当社の製品からすべてのログ情報を収集し、システム全体の統合ログ情報ビューアを提供することができます。また、必要に応じて、ログビューアーを拡張して、他のシステムやサービスからの情報を含めることもできます。
ASAMCommanderのログモジュール
ログビューアーは、エラー、警告、および情報イベントの簡易調査を可能にします。登録されたサービスやセッションに必要な情報を閲覧、フィルタリング、抽出するためのすべての情報を提供します。この機能は、システムの問題を解決したり、ITチケットを調査したりするIT管理者を対象としています。
企業システムのユーザーセッションを調査する場合、トレース分析は必須です。複数のログファイルを調査し、調査のために全ての情報を組み合わせる代わりに、全てを手元に置いておく方が簡単でしょう。ロギングモジュールはAReS ODS Server、Ares Libertas、HQL、ゲートウェイを含む全てのソフトウェアからの情報を追跡します。
ログ情報を分析しても、問題の根本的な原因が特定できない場合や、専門的な知識が必要な場合は、助けが必要です。このため、必要な情報をファイルとして抽出し、弊社に送信するためのシンプルなツールを提供しています。これにより、適切な情報の特定と、それをまとめる時間が簡素化されます。
テストデータ管理システムのデータオンボーディングは通常、完全に自動化されたプロセスであり、 プロセスと実装が確立されると、バックグラウンドで実行されます。この ASAMCommander モジュールは、さらなる情報を提供し、以下の 2 つのユースケースを解決することで、インポータープロセスの透明性を高めることを目的としています。UIでサポートされる手動でのデータアップロードと、新しいインポーターバージョンを検証したり、本番システムでインポートに失敗したことを調査したりするもう一つのプロセスです。
テストデータパッケージの手動アップロードは、エンドユーザーによるユースケースですが、インポートの検証は重要ですが時間がかかります。なぜなら、取得システムのソフトウェア更新、ファイルフォーマットの更新、または記録データの変更により、時間の経過とともにテストデータパッケージが変更される可能性があるからです。
したがって、このData Onboardingモジュールは、データインポートの全体的な取り扱いを簡素化し、再発するIT管理作業の労力を軽減します。
ASAMCommanderのインポートモジュール
テストデータパッケージは、手動でシステムにアップロードすることができます。カスタマイズされたユーザー入力に基づいてデータの適切な場所を特定することにより、インポーターの実装とその設定は、提供されたテストデータパッケージのアップロードと共に実行されます。
このプロセスにより、テストデータパッケージを個別にアップロードすることができます。作成されたロギング情報により、あらゆるエラーに関する調査を簡単に分離、特定、処理することができます。エラーログは、バグフィックスやインポーターの機能強化のために簡単に転送することができます。
各インポーターは、当社のPlanktonプラットフォームからモニタリングおよびロギングサービスに接続し、本番環境におけるインポーターに関する情報を収集することができます。提供される情報に加えて、インポーター固有の統計情報（平均実行時間など）が収集されます。
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